2016年12月12日月曜日

猪とカメラ


猟期が解禁になってから約一か月。


朝、明るくなるのがだいぶ遅くなり7時ころにならないと明るくならない。

それに伴い寒さが身に染みる。
朝の見回り行くまでの時間が睡魔と寒さとの戦い。

見回りに行けば山を歩くのと、ドキドキで寒さなんてこれっぽっちも気にならないのだが。



猟が始まっての一か月が一番忙しい。
猟が解禁になってすぐは動物の警戒心が薄く、ばたばたと獲れる。

今年初の猪は40キロの産まずのメス。

この個体は罠の見切りに行っていたときに一度山で猪に出会った場所で獲れた。
もしかしたらその個体でなかろうかと思う。サイズもそれくらいだ。


罠にかかっている猪はいつも予想の重量より大きく見える。

それは罠にかかっているときは、たてがみが逆立っていて一回り大きく見えることが原因だと思う。

あとは猪の気迫。こればかりはなかなか慣れない。



罠にかかっている猪を写真で収めようとカメラをポケットに入れて現場に向かったのだが、
猪を仕留め軽トラに積み終えたときに、カメラの存在に気付いた。

やはり現場に出ると高揚して写真を撮るのも忘れてしまう。そのくらいの余裕もないのだ。


現場で一息つきカメラを出して一枚パシャリと撮るくらいの余裕を持とう。