2016年11月14日月曜日

猟期前夜


明日11月15日から猟が解禁する。

それに向けて罠の準備や猪や鹿の痕跡をたどって罠の設置場所などの下準備をしてきた。

今日の夕方、罠の準備をしていると、鹿の甲高い鳴き声が山の方から聞こえた。

ここ1か月くらい前から、夜から朝にかけて鹿の鳴き声がよく耳に入る。


この鳴き声はオスの鹿が自分の縄張りを維持するために鳴いているそうだ。


猟を始めたころは、夜に鹿の鳴き声が罠をかけた山から聞こえると、おっ鹿が罠にかかっているなと思い込み、期待を膨らまして、朝に見回りに行くが、そんな時は決まって罠にかかっていない。


罠猟のため、毎朝の見回りがかかせない。


この時が一番わくわくする瞬間。


罠の近くまで行き、動物がいるか確かめる。

かかっているときは、近くの木がゆっさゆっさゆれていたり、猪だと山が畳1枚分くらい掘れていたりする。




今日の夜ご飯は猪の炒め物と鹿の背ロースをゆっくり焼いて生姜醤油でいただいた。


やっぱりジビエは美味しいと自分の舌で感じる。


この1年牛肉も豚肉もスーパーでは買ったことがなかった。それは頑張って買わないようにしていたわけでもなく、本当にジビエが美味しいと感じるし、それが家の冷凍庫で眠っているから買う必要が無かった。その美味しいお肉にするまでの過程は簡単なことではないけれど、自分次第で美味しいお肉が自分で獲り作ることができる猟という行為はとっても魅力的に思う。