PAIは観光地だけあっておしゃれなお店がとっても多い。
女の子が好きそうなカフェがずらりと並んでいる。
外見がきで生い茂っている少し衛生的に大丈夫かな~というようなお店に入ってみる。
中はとってもおしゃれで、女子会グループが何組かいた。
カレーを頼んで、日本から持ってきた小説を読んでいると、隣にアメリカ人の女性が座った。つたない英語で話していると、その女性は観光でPAIに来ているそう。その女性はビーガン(完全菜食主義者)だそうだ。
実はここのお店はそういった人向けのお店なんだよ、と教えてくれた。
そう言えば確かにお肉や卵など無かったな~と思った。
それから自分は日本では猟をしてお肉を自分で得ているよ、という話をすると、そのお肉は食べてみたいな、というようなことを言っていたので、嬉しかった。
その人が注文していた美味しそうなジュースのストローには竹が使われていた。
ここタイでは竹が本当に日常に溶け込んでいる。
お茶碗、コップ、橋、お箸、その他もろもろ。
日本も昔は家の裏に竹林を作って、そこから竹を得て生活の一部にしていたらしいが、大量生産大量消費の物品が入ってきて、そういった文化が消えていってしまったのだろう。
竹林が手入れもされずに、面積を増やして邪魔者扱いされているのが現状なのだが…
タイの田舎へ行けば、昔の日本のことは知らないが、なんとなく昔の日本はこんなんだったのだろうなーと思う風景に出会える。何となく懐かしい感じ。その場所に興味があり、落ち着く空間でもある。
そのカフェを後にして、宿に戻り、昼寝をするが耳元でやかましいのがいる。
布団を頭からかぶるが暑くて寝られない。それを取ると蚊が待ってましたと言うように攻撃してくる。
気にしているときは眠れないが、本当に眠くなったら、そんなの関係せずに眠れるのだが。